2012年9月5日水曜日

「あれまあ!!大きな桃だこと!!」

みなさんが初めて言ったセリフはなんだったでしょうか?
ももたろうの劇のおばあさん役であれば、
「あらまあ、大きな桃だこと」になるでしょう
(今時ももたろうの劇をやるかというつっこみは抜きにして)




しかし川で洗濯をしていて、とてつもなく大きな桃が流れてきたら
「あれまあ大きな桃だこと」と言っていられるのか?
まず逃げるのではないかとか、桃とわかるまで「なにあれ、なにあれ」を
連発しているのではないかなど疑問が浮かぶのである。
しかし台本は、役者が勝手に変えたりつくったりは決してできない。
ならば、「あれまあ、大きな桃だこと」もリアリティーをもって表現せねばならない。
そのために何が必要か???



エスは本日「実践セリフのトレーニング」なる小久保先生のレッスンにお邪魔した。
ある台本ついて、心情やら時代背景までをみなで考えながら、セリフひとつひとつを
大切にレッスンしていた。先生からは、あんな言い方やこんな考え方もあるのではと
深いアドバイスがつぎつぎと出る。 



「考えるな、感じろ」と先月ブログに書いたが、やはり人間は考える葦である。
ある役柄を演じるにも、その作品の時代からなにやら、かにやらを考えたり調べたりしなければならない。
また自分だけの考えでなく、他の考えに出会うことで自らの考えも深まったりする。
レッスンで多くの人たちと触れ合うことが大切なのはいうまでもない。 



さて、ももたろうの「あれまあ、大きな桃だこと!!」をリアリティーをもって
表現するにはどうしたらよいか???
いや、このセリフはリアリティーがないほうが逆にリアリティーがでるのかもと
考えなくてもいいことを考えながら、ふと、スタジオ内の受講生をみる。
それぞれに真剣に台本と向き合っていた。 



フロム エス。